この時期、22時頃モンスーンの玄関を出ると、ちょうど空の隙間にオリオン座が見える。宿泊の折には是非、皆様に見てもらいたい。
オリオン座。星座イチ有名と言っても過言ではない。多くの人にとって新鮮味は薄いと思われるが、形がわかるからこそ、ふと見上げた時の感動の衝撃は大きいとも思う。
私は星を見るのが好きだが、冬の夜空はやはり別格である。と、夜見上げるたび独白している。まあ好みは人それぞれ、好きな季節も人それぞれ、いろんな意見を受け入れたい、でも、夏よりも冬!と言わせてください。
星を好きになったのが冬の時期だからとか、単純に冬が好きだからとか、それはもちろんなんですけれども、私の分析の結果、相対的に元気になるからだと踏んでいます。なんとも曖昧な指標だが、聞くだけ聞いてください。
まず基本的に寒さで人は気落ちしがちなのだ。冬季うつという言葉があるほどだ。ちなみに夏バテに隠れた夏季うつもあるらしい。ここでもう前提が破綻したが気にしない。日照時間が短くなってセロトニンがあーだこーだで...とあるらしい。とてもそれっぽい。それでもって星空は古来から神話になぞらえている訳だから、人間にとっての希望とか、救いの存在みたいなものと解釈していいと思う。キリスト教だって神が天にいる前提だからね。多分。ていうかキリストが唯一神なのに、星座を受け入れるということは他の神も受け入れているのでは?未だ宗教のことは難しい。置いておこう。
つまりは落ち込んでいる時に救いの存在が見えたら、その分心揺さぶられる度合いも大きいと思いますが、どうでしょうか?だからどうではあるんだが、冬の大三角は物理的にかなり明るいと言える。この時期はまだ夜中にしか見えないが、おおいぬ座のシリウスが恒星の中で一番明るいらしい。しかもオリオン座らへんの空は、なんだか星がいっぱいある。光ってるものって...綺麗だよね。割と人類共通の感覚だと思うのだが、なぜなのかは分からない。おそらくは種の繁栄に関わる本能的な部分と思うが、後で調べよう。水が光を反射するからとか?水は生命の源よね。それは置いといて、結局は冬の空が一番キラキラはしている。綺麗なのだよ。
あとは冬の大三角たちの事情を知れば完璧である。何が?冬の星がいっちゃん綺麗と思う理由がです。もはや完全に主観的だが、言いたいので聞いてください。
冬の大三角はオリオン座、こいぬ座、おおいぬ座で構成されており、彼らはオリオンの猟犬だったらしいのだ。(たくさん諸説あり。信じたいものを信じよう。)オリオン、こいぬ、おおいぬの順番で空に昇ってくる様が、主を追いかけてきたみたいで、健気ったらないのですよ。涙が出ます。一番明るいシリウスが一番最後に昇るのも、なんだかドラマチックでいいですよね。
夜中に帰宅する日が多かった時期は毎日見上げてそんなことを考えていたのだが、これが意外と救われるものなのです。今の世の中、というか短い人生において変化するものが多すぎる。諸行無常。一切皆苦。健全なまま精神的に頼れるものが少ない。最終的に自分を信じるしかないのだが、その中で星座は古来から不変と言ってもいい。まあ消えたり位置が違ったりするんだろうが、少なくとも一人の人間が生きて死ぬまでにはその変化は誤差だろう。子どもの頃よく遊んだ遊具がなくなったり、よく行ってたお店が潰れたり、親が老いてきたり。親しい人を亡くしてしまった人の喪失感は察するに余りある。その中で幸せなことも増えていくけども、じわじわと心の拠り所が少なくなる人生で、不変に対してとてつもない安心感があるのは私だけではないはず。だって、古代の人は空に神様がいるって思ったんでしょ。変わらないものを象徴的な存在として信じたかったんだと思う。
盛り上がりすぎてなんだか哲学的になって、冬がいいですよ話はどっかに行っちまいましたが、つまりはそういうことなのですよ。あなたは何を信じますかという話です。違うけど。
見返すと正直長すぎで読みにくくて絶句ものだが、ここまで読んでくれたあなたは猛者です。ありがとうございます。落ち込んでたらぜひ、空を見てみるといいと思います。元気出ますよ。昔の人のお墨付きです。都会でも惑星くらいは見えるはず。星座表アプリをかざして、見えないけど星があるんだな〜と見てみるのも楽しいですよ。やったことないけど。
2025.11.14




